ミニコラム、3回目は・・・蒟蒻湿布!
【ミニコラム】健康の醍醐味
第3回目 蒟蒻湿布を極める <前編~準備編~>
前回のコラムの最後で推奨しました「蒟蒻湿布」。 臓器の冷え=身体の芯からの冷えを改善させるのにとても有効なお手当て法です。 ただ我流で実践するとその効果が半減し、気持良さが十分に感じられない為にお手当てが長続きしない…という勿体ない結果を招く事もあります。 是非ともお手当てのコツを覚えて頂いて「気持の良い蒟蒻湿布」をご家庭で実践して頂ければと思います。
【用意する物】 蒟蒻2枚、タオル7枚、バスタオル1枚、ミニタオル1枚です。
蒟蒻は値段が高い物の方が、安い蒟蒻よりも「温度が長持ちして繰り返し使える」傾向があります。 故に自然食品店などで販売されている1個200円以上の高めの蒟蒻を使った方が結果として経済的&お手当て効果も上ります。
【段取り】 蒟蒻2枚を鍋の中で沸騰させて温めますが、分厚い蒟蒻の場合は中央まで熱が均等に伝わるように出来れば水の状態から加熱して下さい。 薄い蒟蒻の場合はある程度温度が上がってから投入しても問題ありません。 沸騰してから約10分加熱します。 加熱し終えた蒟蒻はトングなどで持ち上げて、1枚目のタオルでしっかりと水分を切る。 ここがポイントです! 水分を十分に切らずに蒟蒻をタオルで巻いてしまうと、その水分が冷えると蒟蒻湿布自体も冷えやすくなるので、蒟蒻は熱の塊だけにするつもりで、鍋から出した直後にしっかりと水切りをする事が大切です。
【蒟蒻の包み方】 1個の蒟蒻でタオル3枚を使います。 1枚目と2枚目のタオルは、2つ折りにしたタオルの対角線上に蒟蒻を斜めに置き、隙間がないようにしっかりと包みます。 空気の隙間を作らない事も蒟蒻を冷え辛くするコツです。 3枚目のタオルは2つ折りにし、蒟蒻を上下で挟み込む「柏餅の葉っぱ」の形でOKです。 3枚目のタオルは蒟蒻の保温よりも、熱過ぎる蒟蒻の熱の伝導を弱くする緩衝剤の役割として使います。 これを2つ作れば、いよいよ「お手当て」の開始です。
【臓器の場所】 これが意外と間違った場所に蒟蒻を当てている方が多いので正しい場所を覚えて下さいネ! 先ず仰向けで当てるのは肝臓と丹田の2カ所。 肝臓の位置は、みぞおち横の右側の肋骨部分全てです。 肋骨の下は腸なので、肋骨の真上に1つめの蒟蒻を横向きに置きます。 丹田はおへその下5cm辺りと言われています。 腸や子宮を温められれば良いので、厳密でなくて構いませんので下腹部に2つ目の蒟蒻を横向きに置いて頂ければOKです。 次にうつ伏せで当てるのは腎臓です。 腎臓の位置は、脇腹の肋骨の最下部の高さで背骨の両側に2つですので、左右の背骨に沿って2つの蒟蒻湿布を縦に置いて下さい。 次に蒟蒻は直接当てませんが、大切な臓器が脾臓です。 場所は左の肘が脇腹に当たる所です。 脾臓の役割は・・・後々お話します。
それではようやく実践編へと移りますが・・・今回は前置きで少し話が長くなりましたので・・・実践編は次回へ持ち越します!
今回の提案/蒟蒻湿布は、①水切り、②しっかり包み、③当てる場所・・・が重要です
« 2014年「砂浴」体験会 開催日決定! | トップページ | 足半草履(Tシャツ生地の在庫)のお知らせ »
コメント