ミニコラム、5回目は・・・「入れる」よりも「出す」!
【ミニコラム】 健康の醍醐味
第5回目 「入れる」よりも先ず「出す」
3回目のコラムでは低い体温から抜け出す対策として「水分摂取量を減らしてみる」という提案をしました。 実は水分摂取を減らす行為は大切な事ですが、その前に身体の栄養などの流れについての根本的なお話として、「摂取=”入れる”よりも先にまず排出=”出す”事を意識する大切さ」と言う事についてご説明をしたいと思います。
身体からの排出物と言えば…尿や便がまず有りますね。 その他に、汗や息、涙や鼻水、出血(鼻血や生理)なども排出物です。 通常のイメージでは、これら排出物は要らない物=悪者と思いがちですが、あながちそうではありません。 身体の中を健康に保つ為には、排出物は絶対に必要な物(必要悪)です。 これらを悪者を見る目線で常に観てしまうので不調や病気になる…と私は思います(例えるなら…ゴミを回収して下さる清掃業の方や、汲み取り式トイレのバキューム作業をされる方は、自分の代わりに嫌な事をして下さる立派なお仕事なんですよね!)。 ニキビやアトピー性皮膚炎などが症状を悪者目線で見てしまう一番良い具体例ですね(癌も身体の外に出られなかった単なる排出物の塊みたいなものだと私は思っています)。
私は鼻水や汗や咳が大量に出て困ると相談された場合は「止めずに出るだけ出して下さいね。 要らない物を排出して、代謝を良くて健康になろうとしている証拠ですよ!」とその方の症状を誉めるようにしています(こうして一見マイナスの症状もプラス目線で見る事が大切です)。 健康な身体作りには「先ずは不要な物を出し切ってあげる事が先決」と言う捉え方です。
こうした排出作業で身体の中の不要な毒素を出しきってあげると、自ずと体は出して足りなくなった分だけを補充しようとします。 このように身体が欲する分だけ(不足した分だけ)身体に新たに摂り入れるのが本当に正しい水分・栄養補給かなと。
文字に表してみると…「呼吸」と言うのは…はいてから吸う、「出入り」は…出てから入れる、「ギブ&テイク」は…与えてから貰う、どれも「出す」のが先ですよね。 昔の人は「出す行為」が大切な事を文字にきちんと現してくれていたのですね。 ですから「食べて便を出す」と言うトコロテン方式の排便法は、私はあまり好きでは無く、「出たらその分だけ食べてあげる」のが正しい健康的食事法かなと思っています。
人の体や心の鞄の大きさは決まっています。 要らない物を先に捨てないと新しい物は手に入りません。 もし無理に詰め込むと…結果はお判りですよね!
「入れるよりも、まずは出す事」が重要だとご理解下さい。
最後に…愚痴を言う、歌って発散するのも「出す行為」ですからOKですよ!
今月の提案/身体から出るものは拒まず!
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