ミニコラム、6回目は・・・健康の「5つの根っこ」
【ミニコラム】 健康の醍醐味
骨折という怪我の場合、原因(大きな骨への衝撃)と結果(骨が折れる)が同じ場所で発生しているので、その原因箇所を治療すれば大抵は素直に治ってくれますよね。 ですが、肩凝り・膝痛・内蔵疾患・鬱などの病気や不調は、原因が複数存在したり原因と結果の場所が遠く離れている為に、思ったようにはなかなか改善してくれない…と私は思っています。 そんな症状の人が薬を飲んでも運動をしても整体院に通っても症状が一向に変化しないのは、1つの方法だけで身体を変えようとするからで、その方法で改善すればラッキーですが、もし改善がみられなければ、「正しい事をしているハズなのに何故治らないんだ?」と思考がパニックになり、精神的に落ち込んでしまったりして「気の病」まで抱え込んでしまう…と言う「負のスパイラル」に入り込んでしまいます。
私はそういう方には「健康と言う山の登山道は色々とありますから、今行っている改善方法(登山道)が駄目なら、違うルートから登れば大丈夫ですよ!」とお伝えしています。 私の考える、正しい健康を保つために改善が必要な項目は「息(呼吸)・食(食事)・動(身体の使い方)・想(思考)・環(環境)」と言う5項目で、この5つのバランスを保つ事です。 健康と言う木があるなら、この5つの根っこがバランス良く広がり根が張ると、「健康と言う幹」がしっかりと保たれます。 この根っこの太さや長さは人によって違いますから(これが個性ですね)、他人と全く同じ健康法をしても同じ健康状態にはならないのは当たり前ですね(あるダイエット法が全ての人に効果が出ないのもこの為です)。
整体師の私は、本来ならば「動」のみの専門家でそれに留まるハズですが、本当の健康について調べて知っていくうちに「5つの根っこ」の大切さを知り、整体=体を整える仕事…と言うからには、これら全てについてきちんと理解し、指導出来るべきであると思い、どんな内容についてもアドバイスが出来るようにいつしかなりました。 故に、どんな健康状態の方でも私はその方の健康の山頂へと導くガイドをさせて頂きます。 但し、私は「ガイド」であって「あなたを背負って」の山登りは出来ません。 他人や物に頼った健康法に慣れてしまうと、一生それに頼り切った人生になりますよ!(これは本当の健康では無いと私は思っています)
自分の健康に山には必ず自分の足で登らないといけない…それが本当の健康である…と言う事をしっかりと肝に銘じて下さい。
次回のコラムから「5つの根っこ」について細かく解説していきます。
今月の提案/健康と言う山は色々な方向から登れます。 但し、自力で登るべし!