ミニコラム、7回目は・・・<健康の根っこ>1つ目「息」(前編)
【ミニコラム】 健康の醍醐味
第7回目 「健康の5つの根っこ」 その1・息(呼吸)
健康の為に食事や運動だ!・・・と言うよりも前に、先ず重要となるのは呼吸です。 幾ら良い食事を摂ったとしても、良い運動をしたとしても、呼吸をしなければ直ぐに死んでしまいますからね。 故に先ず最初に身体の為に行う「根っこ作り」の作業は「いかに良い呼吸をするか?」からスタートしましょう。
世の中には、腹式・胸式・足芯・片鼻・密息…など色々な呼吸法がありますが、それで気持ち良く呼吸ができている方なら問題はありませんが、しかし私から言わせて頂くと「意識をした状態での呼吸」と言うのは不自然な呼吸=動物としては間違った呼吸方法だと思います。 動物が「〇〇式」何て考えて呼吸は絶対にしませんよね。 私がお伝えする呼吸法はシンプルです。 最初は少し意識が必要ですが、1カ月もすれば無意識に「人という動物として正しい呼吸」が自ずと出来るようになりますよ!
人間の構造を考えると「鼻呼吸」をした方が良いのは事実でしょう。 口呼吸をする人は、①息が浅くなる(肺が大きく広がらないので酸素を十分に取り込めず、血液の酸素濃度が低下する)、②肺への外気による負担が増す(鼻呼吸では外気が鼻で温度調整されますが、口呼吸では外気温が肺に直接影響して負担増となります)、③喉が乾燥する(外気の菌が喉に付着して風邪などの病気を貰い易くなります)、④口内が乾燥し唾液の量が減る(唾液が少ないと消化力が低下し、内臓への負担が増す)⑤舌の筋力が衰える(舌が垂れ下がってイビキがひどくなり、睡眠時無呼吸障害などのリスクが上がる)…と様々な弊害が現れて身体を悪くします。 口はご飯を食べて声を出す器官で、口での呼吸は鼻が詰まった時の「緊急用」として使って下さい。
では一度口を閉じて鼻呼吸をしてみましょう。 一生懸命口呼吸をしようとすればするほど口の周りの筋肉が緊張をし、その連動で首~肩も凝った状態となり思うようには深い呼吸が出来なくなります。 鼻で正しい呼吸をしたいのに、ジレンマですね。
そこで私からのクイズです。 正しい鼻呼吸をする際には実は口は閉じなくても良いのです。 気をつけるポイントは「舌」。 さて、舌をどう使えば正しい呼吸が出来るでしょうか? 答えは・・・次回のコラムをお楽しみに!
与えられる知識だけでは身に沁みて理解できていませんので、一度自分自身の力だけでどうしたら良いかか?をじっくりと考えてみてください。(早く知りたい方は…ご来院を!)
今月の提案/良い食事や運動の前に・・・身体が求める正しい呼吸を!
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