ミニコラム、10回目は・・・<健康の根っこ>その2「食」 パート2
【ミニコラム】 健康の醍醐味
第10回目 「健康の5つの根っこ」 食-2 ~入れる食より出せる食~
食の「素材選び・調理法・食べ方」などに関しては、皆さん各々こだわりを持って実践されていると思います。 年齢や性別も違いますし、生活習慣によって食べる時間帯や量なども勿論違いますので、私が細かい画一的な指導をする意味はあまり無いかなと思います。 故にここでは、整体師の私が実践した上で感じた「食についてのアドバイス」を少々させて頂きます。 勿論それが絶対的だとは思っていませんが、食への考え方・観方を変えるキッカケや参考にして頂ければ幸いです。
私が「食」で気を付けている一番大切なポイントは、身体の【栄養】になる食材を選ぶと言う面よりも、いかに【排出力】が高まる食材を選ぶか?と言うことです。 現代人の多くは、やれカロリーやビタミンが多いとか足りないとか、〇〇を改善する為には△△を沢山摂取すべきだ…という「足し算の理論」で食事を摂っている方が大半でしょうが、私は「何を食べれば【排出力】が高くなるか?」を一番に考えています。
私は【排出力】を上げる為には「一物全体」の食材を多く摂る事を勧めています。 大根なら白い所は勿論、葉っぱの先まで食べて一物全体。 魚なら頭の先から尻尾まで丸々食べて一物全体です。 この「一物全体食」が出来ると不思議ですが排出力が向上します。 ただ、大根丸ごと一本を食べるのは大変ですし、小魚ならまだしも、カツオやマグロを一匹全て食べるのは大変ですよね。 そこで楽々と「一物全体」が可能となる食材が米、麦、ナッツなどの「種子類」です。 種は成長して「一物全体」の完成形となる前の命の塊です。 これなら毎日楽に食べられますので、穀物が人類大半の主食になっているのは自然の理に適った事なのかなと思います。
勿論、私が米と言うのは白米ではなく「玄米」を指しています。 白米は発芽しませんからね。 小麦粉なら精製したメリケン粉ではなく「全粒粉」の事を指します。 砂糖なら白砂糖でなく黒糖やとうきび糖、塩なら食塩でなく天然自然塩…などなど。 美味しさを求めるなら精製した「白い食材」を、健康の事を考えて【排出力】を上げたいのなら「茶色い食材」を選んで食べて下さい…と私はアドバイスします。
因みに私が気を付けて摂っている食材は「玄米・手作り味噌・自然塩」の3つです。 玄米は農薬の影響が心配…と言う方も多いですが、私は農薬の影響力以上の【排出力】を信じていますので、きちんと米研ぎで水洗いをすれば大丈夫だと思っています。 この3つ以外に気を使い過ぎると正直キリが無いので、他の食材については「必要以上に気にし過ぎない」という線引きをして「美味しく頂くこと」を心掛けています。
添加物は勿論、薬や大気汚染、放射能の影響が当たり前のように存在するのが今の日本の現状です。 故に、知らずに身体にとって悪い物を摂取してしまうことは避けられない現実と腹をくくり「いかに悪い物質をスムーズに排出する事が出来る身体に常にしておくか?」を考えて【排出力を上げる食材】を選ぶように心掛けて下さい。
今月の提案/便を毎日観察して、貴方の【排出力】をチェックしましょう!