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2015年3月

2015年3月16日 (月)

ミニコラム、12回目は・・・花粉症対策 その1

【ミニコラム】 健康の醍醐味

 第12回目 アレルギー対策(花粉症の改善方法 その1-鼻を正しく使う)

「健康の5根っこ」の最初の2つの「息」「食」の説明を数回にわたってしてきましたが、次の「健康の5根っこ」の「動」の話には移らずにちょっとお休みをします。春らしい季節の話題ということで「花粉症」をテーマにした話を数回させて頂きますので、少しでも皆さんの症状改善のお役に立てれば幸いです。

今年は2月の上旬から飛び始めたスギ花粉。 京都は先週水曜日に大量に飛散し、そろそろピークを迎えたような感じですね。 花粉症の原因となる花粉の種類は国内で約60種類もあるとか! 春は毎年、目や鼻が鬱陶しい日々を我慢して過ごされている方が多いかと思います。 実は私も小学生の頃からアレルギー性鼻炎と診断されて鼻水&涙目に悩まされる事が多かったのですが(漢方薬もダメでした)、この整体の仕事をするようになってからは、それほどひどい症状が出る事は少なくなり、花粉症がかなり改善しているように思えます。 何せ…マスクも何も着けずに毎日自転車で片道40分走っていますが概ね大丈夫ですからね! そこで私が実践しています「花粉症対策」をお教えしますので一度実践してみて下さい。

 私が考える花粉症の症状悪化の最大の原因は「鼻呼吸が出来ていない事」です。 身体に何らかの不調・症状がある方の多くは「口呼吸」をしているのが特徴です。 鼻の気道を使わない習慣が慢性化した為に「鼻の粘膜センサーが、少しの刺激からでもきちんと情報を得ようと頑張ったが為に、過敏に反応するようになってしまった」という事が原因で、アレルギー反応が起こっていると考えられます(口呼吸では体は酸素不足となり、血液・免疫バランスが崩れる…と言う説明も出来ます)。 「花粉を吸いたくないから鼻では呼吸したくないし、鼻へのマスクは必須です」…と言う対策は、私から言わせれば本末転倒! 膝が痛いから歩かない⇒歩かないから余計に痛くなる…と言う悪循環と同じですね。

 故に、症状の改善をする為には…「出来るだけ鼻で呼吸を意識して行う事」をお勧めします。 勿論、鼻が詰まっている時や排気ガスの多い街中では、無理して鼻呼吸をする(マスクを外す)必要はありませんが、家の中に居る時で特に鼻が通っているお風呂の中などでは意識して鼻で呼吸をして「鼻の粘膜に外気を当てて鍛え直してあげる」事を少しずつ実践してみましょう。

 鼻呼吸の正しい方法は…(当コラムの「息」の所で紹介済みですが)覚えていますか? ポイントは「舌の位置」でしたね! 口を閉じての呼吸は、首や肩周りが無意識に緊張をしてしまうので、深く息が吸えません。 唇は軽く開いた状態で「舌を上あごに軽く触れさせる=“ら”の発音の位置に舌を置く」と楽々と深~い呼吸が自ずと出来るようになります。 1カ月間意識的に行えば、鼻呼吸=正しい呼吸は超簡単に身に付きますよ!

 鼻呼吸が身に付けば、花粉症だけでなく、風邪のウィルスも鼻の粘膜で大半は防げるようになります。 3年計画で少~しずつ、鼻粘膜を強化してみてはいかがでしょうか?

今月の提案/マスクを外して、鼻粘膜を鍛え直してあげましょう!

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