ミニコラム、14回目は・・・<健康の根っこ>3つ目「動」
【ミニコラム】 健康の醍醐味
第14回目 「健康の5つの根っこ」 その3・動(動作=体の使い方)
ようやく14回目にして私の本職である「動」の説明となりました。 しかし普通の整体師のようなアドバイスを私はあまり行いません。 是非このコラムで「身体ってこんな見方や改善の方法があるのか~!」と感心し、実践して頂ければ幸いです。
私のような整体師に身体を調整してもらい、体調を改善させる方法も時には必要ですが、やはり正しい体の使い方を本人がきちんと自覚して実践出来なければ直ぐに悪い体の状態に戻ってしまいます(受け身の姿勢では駄目!と言うことです)。
当院では「患者さんが自分自身の力で良くなってもらう為に、簡単でしかも毎日続けられるようなアドバイス」をお伝えしています(これをきちんと実践して頂くと、個人的には売り上げが減って困るのですが・・・)。 例えば、運動不足だから歩きなさい!とか、きちんと座りましょう!とか、食べ過ぎはダメ!と言ったアドバイスは、私に言わせると抽象的過ぎて的を射た指導では無いですね(でも世間のお医者さんや整体師がするアドバイスってこんなレベルのものですね)。 このようなアドバイスでも短期的には有る程度は結果が伴うかもしれませんが、それを止めると直ぐに元の状態に戻ったり、毎日苦痛を伴うような運動や食事を続けることは私は疑問に思います。 私なら一生続けられないアドバイスは自分がそんな事を言われても出来ないので一切しません。 体についての正しい基礎知識を理解して頂いた上で、毎日簡単かつ気軽に出来る「身体の正しいリセット法」を実践して頂ければ、必ず皆さんの本当の健康に繋がると思います。 では本題に!
人間の基本姿勢はやはり「立ち姿勢」より、先ずは立ち方のポイントをご説明します。 綺麗に=自然体で立てている人は“骨の積み木”も無理無く真っ直ぐに積めている為に、筋肉も無理な緊張が無く保たれるので、コリや痛みが伴わない体になっているハズです。 因みにモデルさんの姿勢は一瞬綺麗に見えますが、「綺麗に見せよう」としている為に筋肉を使った無理な姿勢で立っているので“自然体”では無いですね。
自然体で立てている姿勢は「下腹」にしっかり重心が落ちている状態です。 いわゆる「臍下丹田」(へそ下から指3~4本分目の所)が身体のバランスをとる中心点となります。 立ち方のバランスが悪い方は、姿勢が猫背で鳩尾(みぞおち)に重心が上がっています。 高い重心では体のバランスがとり辛く不安定となり、フラフラしないように筋肉が余計な緊張をする事になります(無理な緊張は余計なフラフラを実は生みます)。 重心が下がるだけで、気持ちも落ち着きイライラも実は少なくなります。 それが正しければ、重心を下げるだけで・・・鬱や癌などの難病も治るかも?(私は改善すると思っていますよ!)
では、どうしたら常に臍下丹田にどっしりと安定した重心を保てるか?
次回のコラムではその点をじっくりと解説していきたいと思います。
今月の提案/まずは試しに・・・下腹(臍下丹田)を意識してみましょう!