無料ブログはココログ

« ミニコラム、14回目は・・・<健康の根っこ>3つ目「動」 | トップページ | 梅仕事をご紹介 »

2015年6月15日 (月)

ミニコラム、15回目は・・・<健康の根っこ>「動」2回目~重心を下げる~

【ミニコラム】 健康の醍醐味

 第15回目 「健康の5つの根っこ」 動-2(重心を下げる)

前回のコラムでは、綺麗な姿勢=自然体で立てている人は「下腹(臍下丹田)」にしっかりと重心が落ちており(何となく下腹に力が集まっている状態・・・とも言えますね)、そのような姿勢・状態になるにはどうしたら良いか?・・・と言う質問で終わりました。 実際に色々と試してみていかがでしたか? 常に下腹を意識し続ける事は結構難しいですよね。 では発想を少しだけ変えて、もっと楽に丹田に力が入る方法を考えてみましょう。

下腹だけを意識して身体を変化させるのは小手先の治療と一緒で長時間は持ちません。 下腹を支えている土台=器は何処ですか? そう、骨盤や下半身全体を変化させるのです。 実は綺麗な姿勢の方は骨盤が安定して常に「骨盤が立った状態」が保てています。 逆に骨盤が寝る=後ろに傾いてしまうと・・・背骨は身体全体のバランスを取る為に猫背になってしまいます(故に猫背はバランスを保つ為の「必要悪」なのですよ)。 するとどうしても鳩尾部分が窮屈になってその周辺の筋肉が硬くなり、猫背なので肩凝りも強くなり、息を深く吸おうと思っても鳩尾や肩の筋肉の硬さが肺を大きく広げる事を邪魔してしまい、呼吸が浅くなります。 本来なら丹田まで深く息を吸うような身体全体の呼吸をしていると重心が自ずと低く落ちるのですが、浅い胸だけの呼吸をしていると、どうしても頭=脳は上半身だけしか意識できなくなり、動作も上半身だけとなり、重心も丹田から鳩尾へと高い位置に上がってしまいます。 だから・・・息を沢山吸う為にも、重心を安定させる為にも、骨盤を立てなくてはいけないのです! お判りいただけましたか?

そうなると次は・・・骨盤を立たせる為にはどうしたら良いか?ですね。 骨盤より下の積み木=骨が安定すれば、骨盤は安定します。 骨盤より下の骨と言えば・・・太ももの骨、膝の骨、すねの骨、そして靴部分の足先の小さな骨たち。 ではその中で、どの骨が重要だと思いますか? 太ももの骨が真っ直ぐでもその下が歪んでいたら、意味が無いですよね。  そう考えると・・・答えは自ずと絞られます。 正解は・・・そう、足先の小さな骨たちが一番重要な骨なのです。 足先の骨が身体全体の骨の積木組みを始める際の1個目の土台の積み木だとすると、ここが最初から歪んでいると上の積み木は右に傾けたり、左へずらしたりしてバランスを整えなくてはなりませんね。 これが背骨の歪み、肩の高さの違い、最後は顎・頭蓋骨の骨のズレとなって現れてしまいます。 因みに、骨の歪み・ズレがひどくならないように筋肉が骨を引っ張ってサポートしてくれています。 ただこれが過度に緊張し過ぎてしまうと「コリ」となって現れます(だからコリは骨の歪み・ズレを守ってくれているが為に出てくる緊張や痛みですので、良い仕事をしてくれているんだなと感謝して「コリも実は有難いものなんだな~」と思って下さいね!)

故に1個目の土台の積み木(足先の骨)を綺麗に積んであげれば、骨盤も綺麗に立ち、重心もどっしりと臍下丹田に自然と収まるようになるのです。 足先が家で言うなら基礎部分です。 基礎のしっかりとした家に建て直せば・・・おのずと百年間どっしりと耐えられる「健康の家」が必ず建つのです。

次回はこの基礎部分の正しい作り方・整え方をお教えします。

今月の提案/歪みや重心改善は、先ず基礎(足先)の建て治しから!

« ミニコラム、14回目は・・・<健康の根っこ>3つ目「動」 | トップページ | 梅仕事をご紹介 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« ミニコラム、14回目は・・・<健康の根っこ>3つ目「動」 | トップページ | 梅仕事をご紹介 »