ミニコラム、19回目は・・・<健康の根っこ>「動」 4回目~靴の履き方~
【ミニコラム】 健康の醍醐味
第19回目 「健康の5つの根っこ」 動-4~身体に良い履物&履き方~
先月はコラム掲載を結果、サボってしまいましてスイマセン<(_ _)>
今回は前回コラムで予告しました「地面を握り締める事」が出来る正しい履物の履き方=靴の履き方をお教えしたいと思います。 先ずは、下準備を2つ。
1つ目は・・・5本指の靴下を履く事です。 普通の靴下よりも5本指靴下の方が足指1本1本にしっかりと握る動作をさせる事ができます。 手袋を例に考えると、5本指の手袋と鍋つかみのような手袋とではどちらが動かし易いですか? 足指でも同じことです。 最初は履くのが少し面倒ですが、騙されたと思って1週間も履けば5本指靴下の良さにハマりますよ!
2つ目は・・・靴の選び方です。 高価な靴が全て体に良い靴と言う訳ではありません。 安い靴でも良いので、必ず試着することが大切です。 試着でチェックするポイントは、踵(かかと)部分が確実にフィットしているか?です。 踵部分が安定すると足指は握る動作を自然と行なえますが、不安定だと足指は浮き上がる性質があります。 もう一点追加アドバイスをするなら、靴の中敷には適度なクッションがあるものを選びましょう。 前回コラムでも記載しましたが、足裏は不安定な場所を歩いていると感じると足指を握って安定させようとします。 この動作を発揮させる為に、適度な柔らかさのある中敷を用います。 革靴や長靴を一日履くと疲れるのは、靴底が硬い影響が実は大きいです。 中敷を利用すれば腰痛・肩凝り対策にもなりますよ。
さて、靴下と靴が揃ったところで、ようやく靴の正しい履き方をご紹介します。
要は靴と足をいかにフィットさせるか?が、重要となります。 その為には、「正しい靴紐の結び方」を覚えて下さい。 靴紐をしっかりと結ぶ事によって、踵部分の安定性を更に向上させ、踝(くるぶし)とスネの骨のズレを防ぐ事が出来ます。 実は踝やスネの骨のズレが原因で、肉離れやこむら返りなどが起こります。 それを防ぐ方法として、昔ならワラジ(足首で縄を結びますよね)、スネに脚半(きゃはん)を巻き、軍人さんはゲートル着用、現代ならハイカットの登山靴。 これらの履物は全て足首~踝~スネ部分をキチンと固定し、疲れづらい歩き方が出来るようになっています。 日常生活で登山靴を毎日履くのは大変ですから、普通の運動靴で良いので一番上の紐穴までキチンと紐を通し、一番上の紐穴=足首部分の靴紐をしっかりと毎回結ぶ習慣を身につけて下さい。 因みに、靴紐が無い革靴の場合は、靴ベラを使わないと履けないようなしっかりと踵がフィットした靴を選んで下さいね。
玄関に座って靴紐の結び・解きをすると、自ずと靴を揃えて脱ぐ習慣も併せて身につきますよね。 私はこの「靴を揃えるという足元のマナーが整う」事で正しい心遣いが出来る事が、実はより良い健康に繋がる近道なのかな?とも思っています。
楽して履けるサンダル・スリッパはキッパリ捨て、健康の土台作りを始めて下さい!
今月の提案/毎度靴紐をしっかり結べば、日常マナー&健康UP